子どものコミュニケーション能力が自然に育つ!毎日の工夫と遊び方
- 株式会社EQAO教育グループ
- 6月9日
- 読了時間: 14分

▶︎1. 子どものコミュニケーション能力とは?

子どもの成長を見守る中で、「もっと周りと話せるようになってほしいな」と感じたことはありませんか?
その根底にあるのが、「コミュニケーション能力」です。
特に近年は、学力だけでなく非認知能力の重要性が注目されるようになり、子どものコミュニケーション力も評価されるポイントのひとつになっています。
ここではまず、「そもそもコミュニケーション能力とは何か?」という基本から、子どもにとってなぜ重要なのか、そして成長とともにどのように変化していくのかをわかりやすく解説していきます。
1.1 そもそもコミュニケーション能力って何?
「話すのが得意=コミュニケーション力が高い」と思われがちですが、実際は少し違います。
相手の話を聞き、自分の考えを伝える力がコミュニケーション能力の基本です。
子どもの場合、この力はまだ成長途中。日常の中で少しずつ伸びていきます。
たとえばこんな力が含まれます。
相手の話を聞く
感情を言葉にする
自分の考えを伝える
幼稚園で「ありがとう」が言える、小学生が自分の意見を発表できる。
こうした行動は、すべてコミュニケーション力の表れです。
「聞く・話す・気持ちを理解する」の3つを育てることが大事です。
1.2 子どもにとってなぜ大事なのか
子どもにとって、コミュニケーション能力は「人と関わるための土台」です。
話す力や聞く力が身につくと、友だちとの関係づくりや集団生活がスムーズになります。
逆にこの力が不足していると…
自分の気持ちが伝えられない
友だちの言葉に傷つきやすい
トラブルが起きても対処できない
こんなふうに、関係がうまくいかない原因になってしまいます。
たとえば、先生の質問に答えられない子も、言葉にする練習を重ねれば自信を持って話せるようになります。
家庭での会話や遊びの中で、安心して話せる環境があるかどうかがカギなんです。
人とのつながりを築く力は、子どもの将来を支える大切なスキルです。
1.3 成長段階に応じた発達の特徴とは
子どものコミュニケーション能力は、年齢とともに段階的に伸びていきます。
無理に「話せるように」と急がせるのではなく、その子のペースに合わせた関わりがとても大切です。
発達の流れはざっくりとこんな感じです。
1〜2歳頃:指さしや表情で気持ちを伝える
3〜4歳頃:簡単な会話ができるようになる
5〜6歳頃:相手の気持ちを少しずつ想像できる
小学生以降:理由や背景を含めて話せるように
このように、幼児期はまず「言葉の獲得」、その後は「相手意識の育ち」が大きなポイントになります。
たとえば、4歳くらいになると「どうして泣いてるの?」と聞くことができたり、「こうしたら喜ぶかな」と考えたりできるようになります。
こうした相手に寄り添う力も、立派なコミュニケーション力の一部なんです。
年齢ごとの発達に応じて、親やまわりの大人がサポートしていくことが大事です。
▶︎2. 子どものコミュニケーション能力が不足すると起こること

「うちの子、ちゃんと友だちと話せてるかな?」 そんな不安を感じたことはありませんか?
子どものコミュニケーション能力が不足していると、日常のあちこちで困りごとが出てきます。
ここでは、家庭や学校などで見られる具体的な問題と、その背景にある原因を整理していきます。
コミュニケーションは“話す力”だけじゃなく、“相手を思いやる力”でもあるんです。
2.1 よくある困りごとと家庭での悩み
子どものコミュニケーションに関する悩みは、家庭でもよく見られます。
特に親が感じやすいのが、「会話が続かない」「何を考えているのかわからない」という不安です。
よくある困りごとをまとめると、こんなケースが目立ちます。
質問しても「わからない」「別に」と返される
親の話に無反応で会話が続かない
兄弟姉妹や友だちとすぐケンカになる
こうした問題の背景には、「自分の気持ちをどう表現すればいいかわからない」「相手の気持ちを理解する力が育っていない」といったことが隠れています。
たとえば、学校での出来事を聞いても「ふつうだった」としか返ってこない…。
でもこれは、話す力がないのではなく、話しやすいきっかけがないだけかもしれません。
そんなときは、質問を変えてみるのが効果的です。
「今日、給食で何食べたの?」
「席の近くの子と何か話した?」
こういった具体的な問いかけにすると、子どもも答えやすくなります。
会話のキャッチボールが苦手でも、投げやすいボールを渡せば、子どもはちゃんと返してくれるようになります。
2.2 学校や集団生活でのトラブル例
家庭では気にならなくても、学校などの集団生活の場ではコミュニケーション能力の差がトラブルに直結することもあります。
たとえば、こんな問題が起こりやすくなります。
友だちと意見が合わずケンカになる
グループ活動にうまく入れない
先生の指示がうまく理解できずに戸惑う
子どもが自分の気持ちを言葉で伝えられなかったり、相手の立場に立って考える力が育っていないと、誤解や対立が生まれやすくなります。
たとえば、グループワークで「自分の考えばかり押し通す子」や「一言も話せず黙ってしまう子」は、どちらも関係作りが難しくなりがちです。
こうした問題は、本人の性格ではなく“練習不足”によるものが多いんです。
日頃から「こう言ったら伝わるかな?」「どう思った?」というやりとりを重ねることで、少しずつ改善していきます。
集団生活の中で子どもが安心して関われるためには、日常の中での小さな会話の積み重ねが大きな支えになります。
2.3 将来の影響と大人になってからの課題
子どものうちは「人見知りだから仕方ない」と思っていても、コミュニケーションの苦手さは成長後にも影響します。
社会に出ると、こんな場面で困ることがあります。
職場での人間関係に悩む
自分の考えをうまく伝えられない
チームでの作業や協力が苦手になる
実際、大人になってから「もっと話せる力を身につけておけばよかった」と感じる人は多いんです。
特に、仕事では「報連相(報告・連絡・相談)」ができるかどうかで、信頼関係にも差が出てきます。
また、友人関係や恋愛、家族との関係にも影響することがあるため、子どもの頃からの積み重ねがとても大切です。
たとえば、「ありがとう」「ごめんね」と伝える力が身についていれば、大人になってからも人と良い関係を築きやすくなります。
子ども時代に育てた“人と関わる力”は、一生の財産になります。
▶︎3. 子どものコミュニケーション能力を伸ばす家庭での習慣

子どものコミュニケーション能力は、特別な教育よりも、日々の生活の中で自然に育つものです。
家庭での過ごし方や親の接し方を少し工夫するだけで、子どもはぐんと変わります。
このセクションでは、毎日の暮らしの中でできるコミュニケーション力アップの習慣を紹介します。
家の中が“話しやすい空気”になるだけで、子どもはどんどん言葉を育てていきます。
3.1 親子の会話が育てるコミュ力の土台
子どものコミュニケーション能力を育てるうえで、一番の土台になるのが親との会話です。
難しいことをする必要はありません。
日常の中で「今日はどんなことがあった?」「それってどう思ったの?」と、子どもの気持ちに寄り添う会話を続けることが大切です。
こんな工夫が効果的です。
「〇〇してくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝える
子どもの言葉をさえぎらず、最後まで聞く
答えを急がず、考える時間を与える
たとえば、夕食時に「今日一番楽しかったことは何?」と聞くだけで、子どもは自然に話す練習ができます。
言葉を引き出すきっかけをつくることで、「話すのって楽しい」と感じてもらえるようになります。
親との会話が安心できる時間になれば、子どもは自分の気持ちを言葉にする力をどんどん伸ばしていきます。
3.2 読み聞かせが感情理解に与える効果
絵本の読み聞かせは、子どもの語彙力を育てるだけでなく、感情の理解や他者の気持ちを想像する力も養ってくれます。
物語の中で登場人物が泣いたり笑ったりする場面を通じて、子どもは「どうしてこの子は泣いてるの?」と感情に意識を向けるようになります。
たとえば読み終わったあとに、こんな声かけをしてみましょう。
「この子はどう思ったんだろうね?」
「もし自分だったら、どうする?」
このやりとりを通じて、相手の立場に立って考える力が少しずつ育ちます。
また、寝る前の読み聞かせは親子のスキンシップにもつながり、リラックスした空気の中で自然と会話が増えるのも大きなメリットです。
絵本1冊で、心の豊かさとコミュニケーション力の両方が育ちます。
3.3 ごっこ遊び・ロールプレイのススメ
「お店屋さんごっこ」や「先生になりきって教える遊び」などのロールプレイは、子どもにとって最高のコミュニケーション練習の場です。
この遊びの中では、次のようなスキルが自然に身につきます。
会話のキャッチボール
相手との役割分担
場に応じた言葉の選び方
たとえば「いらっしゃいませ〜、何にしますか?」というやりとりは、遊びながら相手を意識して話す練習になります。
兄弟や親と交代で役割を変えながら遊ぶことで、相手の立場や気持ちも体験的に理解できるようになります。
また、英語や数字を組み合わせると、知識と会話の両面が育つのもポイントです。
楽しい遊びが、実は“社会性”の基礎づくりになっているんです。
▶︎4. 子どものコミュニケーション能力を育てるおすすめの遊び・教材
日常の中で自然にコミュニケーション力を育てたいなら、遊びや教材を上手に取り入れるのが効果的です。
特にカードゲームやごっこ遊びなどの対話型の遊びは、楽しみながら言葉のやりとりを学べます。
ここでは、子どもが夢中になりながら言葉を育てられるツールとして、特に注目の教育型カードゲーム「SQIQ(スクイク)」を紹介していきます。
遊びながら学べる工夫が詰まっている教材なら、子どもも飽きずに続けられます。
4.1 ゲームやカード教材が有効な理由
「机に向かう勉強は苦手だけど、遊びなら集中できる」 そんな子どもにぴったりなのが、会話を引き出す工夫がされたカードゲームやボードゲームです。
これらの教材が優れている理由は、次のようなポイントにあります。
遊びながら自然に会話が生まれる
ルールに従うことで聞く力が育つ
勝ち負けや順番を通じて協調性が身につく
たとえば、カードを出すたびに説明や質問が必要なゲームでは、「何でそれを選んだの?」「これはどこの国?」など、自然なコミュニケーションがどんどん生まれます。
また、順番を守る・相手の話を聞くといったルールの中で、“聞く力”や“伝える力”がバランスよく育つのも大きな魅力です。
会話が苦手な子でも、遊びの中なら自分から話すきっかけが生まれやすくなります。
4.2 楽しく学べる!教育型カードゲーム「SQIQ(スクイク)」とは
「SQIQ(スクイク)」は、楽しみながら子どもの思考力や対話力を育てるカードゲームです。
ゲームの主な特徴はこちらです。
国旗・国名・都市名のカードを使った神経衰弱形式
異文化への興味を促し、世界への視野を広げる
地理の知識にも触れられる構成
たとえば、同じ国のカードをペアにする場面では、「これはどこの国だったかな?」「○○ってどう読むんだっけ?」と自然に声をかけ合うやりとりが生まれます。
さらに、遊ぶたびに国旗や国名、都市名に親しめるので、語彙力や知識の定着にもつながります。
子ども同士の会話だけでなく、親子でのコミュニケーションの時間としても活用しやすいのがSQIQの魅力です。
4.3 遊び方と学びのポイントを徹底解説
SQIQ(スクイク)の遊び方はとてもシンプルで、初めてでもすぐに楽しめる内容になっています。
基本のルールは「神経衰弱」。
やりとりの中で、
発言の機会が自然に生まれる
相手の発言を聞いて理解する
言葉を介して知識を共有する
といったコミュニケーション力がしっかり鍛えられます。
さらに、異文化への興味や地理の知識が加わることで、遊びながら学べる教育効果も高まります。
楽しさと学びが両立しているから、子どもも飽きずに続けられるのがSQIQの強みです。
▶︎5. 子どものコミュニケーション能力を伸ばすために意識したいこと
遊びや会話を通してコミュニケーション力を育てていても、うまくいかないときもあります。
そんなときに大切なのが、子どもへの接し方や環境の整え方です。
このセクションでは、日常の中で意識するだけで変わるポイントを紹介していきます。
ちょっとした心がけで、子どもは驚くほどスムーズに話し始めるようになります。
5.1 無理に話させようとしない工夫
「ちゃんと答えて」「もっと話して」と、つい急かしてしまうことありませんか?
でも、無理に話させようとすると、かえって口を閉ざしてしまうこともあります。
子どもが話しやすくなるには、まず安心して話せる空気が必要です。
こんな工夫が効果的です。
答えを求めず、うなずいて聞くだけにする
無言でも急かさず、待つ
言葉にしやすいように質問をシンプルにする
たとえば、「今日はどうだった?」よりも、「今日、誰と一緒にいた?」のように具体的で答えやすい質問にすると、子どもは話しやすくなります。
また、「そうなんだ〜」「それはびっくりだね!」とリアクションを返すだけでも、子どもは“話してよかった”と感じるようになります。
話すことを強制せず、“話したくなる雰囲気”をつくることが何より大切です。
5.2 聞く力・伝える力のバランスを整える
コミュニケーションというと「話す力」に注目されがちですが、実は“聞く力”が土台にあります。
相手の話をちゃんと聞ける子は、自然と「どう返せばいいか」も分かるようになります。
こんな場面を思い浮かべてみてください。
友だちの話にすぐ口をはさんでしまう
質問をされても聞き流して答えない
自分の話ばかりしてしまう
こうしたケースでは、話す力はあっても“聞く姿勢”が育っていないことが多いです。
家庭でできる取り組みとしては、
会話中に親が最後まで話すよう心がける
子どもが話すときも、目を見てしっかり聞く
「今、○○ちゃんが何て言ったか分かった?」と振り返らせる
など、聞く・話すのバランスを日常会話の中で意識することが効果的です。
コミュニケーションは一方通行ではなく、キャッチボール。
聞く力を育てると、伝える力も自然と育ちます。
5.3 日常の中で続けやすい環境づくり
コミュニケーション能力は、一度育てて終わりではなく、毎日の積み重ねで伸びていくものです。
だからこそ、特別な時間を設けなくても、日常の中に“話すきっかけ”を散りばめておくことが大切です。
続けやすい環境づくりのポイントはこちら。
食事中や移動中に自然な会話の時間を持つ
テレビや絵本をきっかけに「どう思う?」と声をかける
「おはよう」「おやすみ」「ありがとう」を欠かさず伝える
たとえば、朝の登園・通学前に「今日は何が楽しみ?」と聞いてみたり、帰宅後に「いちばん笑ったことは?」と話題を振るだけでも、十分な練習になります。
また、子どもが話しかけてきたタイミングを逃さないことも重要です。
忙しくても「今ちょっとだけ聞くね」と子どもに意識を向ける時間をつくることが信頼感につながります。
“話すことが日常になる環境”が整えば、子どもの言葉の力はぐんぐん伸びていきます。
▶︎6. まとめ:子どものコミュニケーション能力は日々の工夫で変わる
子どものコミュニケーション能力は、生まれつきの性格や得意不得意で決まるものではありません。
親の関わり方や日々の環境次第で、ぐんと伸びていく力です。
大切なのは、特別なトレーニングではなく、
毎日の会話を大切にすること
話しやすい空気をつくること
遊びや教材を通じて、楽しく練習できる場をつくること
こうした工夫の積み重ねです。
たとえば、教育型カードゲーム「SQIQ(スクイク)」のような教材を活用すれば、遊びの中で自然に「聞く・話す・考える」力が身についていきます。
そして何より、子ども自身が「話すのが楽しい」「伝わるってうれしい」と感じる体験が、次への自信につながります。
ちょっとした工夫で、子どものコミュニケーション力は大きく変わっていきます。
今日から、できることから始めてみましょう。
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